【お釈迦様の誕生日】花まつりに行ってきた。@宇久島 毘沙門寺[協力隊レポ]
お釈迦様の誕生日は一般的には4月8日。
その日は「花まつり」が開催され、誕生仏に「甘茶」をかけて祝う日。
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そうか!
「クリスマス」がイエスキリストの誕生日なら、
「花まつり」はお釈迦様の誕生日なんだ!
と思った地域おこし協力隊の栗原です。
この度、宇久島の毘沙門寺にて行われた「花まつり」に行って来ました。
宇久島の毘沙門寺の「花まつり」に行く!
花まつりは一般的には4月8日とされていますが、宇久島の毘沙門寺では、2022年は4月3日(日)に行われました。
出かけやすい日曜日。
全国的にも週末にずらして開催されてるお寺も多いようですね。
訪れた当日は雲ひとつ見当たらない快晴。
ただ歩くだけでも気持ちいい。
天気にも恵まれました。
素晴らしき参道…
バッチリお手入れされた参道。
植木も見てて心地いい。
目の保養にもなります。
見ごろの桜と青い空がまぶしい!
お堂の手前にある桜。
そういえば、桜、花見の季節ですよね!
ピンクと青とのコントラストに目を奪われる…
綺麗な参道を歩いてきた上でのこれ。
お釈迦様の誕生日を祝う気持ちも高まります。
まさに花まつり日和です!
お堂には「花御堂(はなみどう)」に安置された「誕生仏」が。
お堂に上がると、独特な花園「花御堂」。
そして、その中心には「誕生仏」。
右手で天を、左手は地を指し、「天上天下唯我独尊」を唱えたと言われてます。
「誕生仏」に「甘茶」をかけ、祈願…
誕生仏の足元にあるのは「甘茶」。
それをひしゃくで誕生仏にかけます。
そして祈願…
世の中の人々が毎日幸せを感じながら過ごせます様に。
参拝後に甘茶と虎焼を振る舞って頂く…。
甘茶のお味は?
祈願後、甘茶とお菓子を振る舞って頂きました。
実は、甘茶を飲むのは初めて。
ひとくち…
甘さはある。
苦い感じもする。
いい意味でとても複雑な香り。
はい…。
大変申し訳ない事に、僕は「甘茶」の存在を知りませんでした。
様々な薬草を調合して作られたものなのかなと思いました。
でも、違うんですね。
「甘茶」と呼ばれるもの自体が存在します。
それは、ヤマアジサイを乾燥させたり発酵させたりして作られたもの。
インターネットでも「甘茶」と検索すると商品として販売されいるのも見れます。
いや~、初体験に感謝です。
お釈迦様のお言葉と和尚さんからの一言が響く。
お釈迦様のお言葉
不可怨以怨 終以得休息。
行忍得息怨 此名如来法
(法句経系統 出曜経)
怨みに怨みを以ってせばついに息むことなし。
堪え忍ぶことによってこそ怨みは息む。これは永遠の真理なり。
和尚さんからの一言
私たちは父母から生まれてきたのかも知れませんが、自分から望んで、生まれた人は誰もいません。生まれたからには、否が応でも争いの世界に生きなければなりません。
完全に平和な世界は自分自身の心の中にしかありません。
どうせならば、どんな時流時節にも、生まれて来た事、生きている事、生かされている事に感謝できるようにしたいものです。それが仏道です。
僕には和尚さんからの一言の「完全に平和な世界は自分自身の心の中にしかありません。」が特に響きました。
近年、何となくそれを思う事があるのです。
幸も不幸も自分で作る事が出来る。
人はいつでも幸せになれる、と。
最後に
実は、僕にとってこれが初めての花まつりでした。
甘茶を飲んだのも初めて。
無知の知…というよりは単に勉強不足を思い知らされました。
冬がクリスマス、キリストの誕生日なら、
春は花まつり、お釈迦様の誕生日ですよ!
お読み頂きありがとうございました。
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