アコウの巨樹を徹底解剖!別名を聞くと恐ろしい!?
2026.04.11 New!
宇久島南端にあるアコウ
宇久島の下山地区には幹周りが約16mにもなる巨大なアコウの樹があります。
佐世保市の天然記念物に指定されており、その神々しさや迫力から最近では特に映えスポットとして若い方を中心に人気です。

このアコウ、実は普通の植物に比べてかなり特異な生態を持っており生物学的観点からも非常に面白い植物なんです。
そこで今回はアコウの樹について徹底解説してみます!観光で来られた際はぜひこのブログを見ながら現地で映え写真撮ってみてくださいw
別名●●の木・・・
アコウはクワ科イチジク属、半常緑の高木です。九州(特に長崎県)から沖縄にかけてよく見られ、地域のシンボルや天然記念物に指定されているアコウも数多くあります。

アコウの最大の特徴は、他の樹木や岩に巻き付いて成長する性質です。
- 着生植物としてのスタート: 鳥が食べた果実の種子が、他の木(親木)の枝の上などに運ばれ、そこで発芽します。
- 気根(きこん)の成長: 幹から無数の「気根」を垂らし、それが地面に到達すると太い支柱根へと変化します。
- 網目状の幹: 成長した気根が親木を網目状に包み込み、最終的には親木を枯らしてしまうことから別名、「絞め殺しの木」と呼ばれます。ただし、岩場や自立して育つ場合も多いです。物騒な名前ですが、長い年月を経た生物の進化の一つのカタチなんでしょうね。
植物学的な特徴

- 葉: 長楕円形で厚みがあり、光沢があります。新芽が赤みを帯びることがあり、非常に美しいです。
- 一斉落葉: アコウは「半常緑」ですが、年に一度、数日間だけ一斉に葉を落とし、すぐに新しい葉を出すという珍しい性質を持っています。
- 隠頭花序(いんとうかじょ): イチジクの仲間であるため、花は実の中に隠れて咲きます。幹や枝から直接、丸い小さな実(花の嚢)が直接生える「幹生花(かんせいか)」という形態をとります。
半常緑ということですが、宇久島ではかなり寒い時期においても落葉せず、耐寒性もそれなりにあるように見受けられます。
因みに、アコウは、特定のハチ(アコウコバチ)がいなければ受粉して種を作ることができません。ハチはアコウの実の中で育ち、アコウはハチに産卵場所を提供しつつ受粉を助けてもらうという、密接な「共生関係」にあります。
地域との関わり

特に西九州の島嶼部や沿岸部では、アコウは以下のような役割を果たしてきました。
- 防風林: 海風に強いため、古くから集落を風から守るために植えられてきました。
- 信仰の対象: その威厳ある姿から、神社の境内や村の境界に植えられ、御神木として大切にされている例が多くあります。
- 景観: 複雑に入り組んだ根の造形美は、写真撮影や観光のスポットとしても非常に人気があります。
宇久島でもインスタ映えスポットとして人気です。生命力が非常に高い木ですのでパワースポットとしても注目されています。

午前中はほぼ逆光になり、太陽の光が眩しくアコウのシルエットを映し出すのでとても神秘的です。
今回はアコウについて解説してみました。
宇久に来られた際はぜひ訪れていただきたいスポットです。宇久の最南端にございますので、訪れる際は一度宇久町観光協会にてお問い合わせください♪



