化石はどこだ!?ミルフィーユ地層を求めてプチ断崖を探索したら絶景だった!

地層
地層と聞くと古代生物や恐竜、古生代を連想しドキドキしてしまう観光協会の檜垣です。
正にロマンですよね!
日本各地には様々な地層があり、「チバニアン」とか「鬼の洗濯岩」など景勝地として人気を博している場所もあります。宇久島にも、まだまだ知られていないですが各地に負けない立派な地層があるんです。
それが汐出海浜地付近、厄神鼻の地層です。

今回は地域おこし協力隊栗原隊員と一緒に地層探検(あわよくば化石発掘)をしてきました。
栗原隊員の記事はこちら!↓
久々の汐出海浜地

寒風吹きすさぶ中汐出にやってきました!夏以来久々に来た気がします。
漂着物も無く綺麗なビーチ・・・

実は地元の方々が海岸清掃をされていて、漂着物を回収されていました。凄い量!!どうしても冬の時化が世界中の漂流物を運んできてしまいます。海岸清掃された皆さま、本当にお疲れ様です!
巨大な漂着物を横目に西へ向かって歩き出します。
栗原隊員の記事にもありますが、この時期の汐出浜でぜひ見てもらいたい場所があります。

ココ!!
汐出浜の西端になるのですが、強い風が吹き続けるとサラサラの砂が端に堆積して、あるのは風の波紋だけの無垢なエリアが出来上がります。正に自然が作り出す芸術!!

日本庭園みたいでしょ!!??
二人で感動しながらいざ断層のある断崖方面へ向かいました。さぁ化石よ待っていろ。

けっこう歩きます。
因みに、この砂+磯場、潮が引いている時でないと歩くことができません。なので今回潮見表を見てやってきました。

進んでいくと遠くに地層を含んだ崖がうっすら見えてきました。

途中にはこんな面白い岩も。五〇門から斬鉄剣でも受けたのでしょうか。
汐出浜より西に歩いてくると、厄神鼻と呼ばれる岬になります。この厄神鼻周辺は宇久町郷土史によると宇久の中でも最古の玄武岩で構成されているそうです。玄武岩はこの岩の様に黒いものが多いそうです。
そんなこんなで徒歩約10分?くらい。
無事に断崖へ到着!
これぞ地層!

THE ミルフィーユ。
個人的には色からミルクレープを連想しました。美味しいですよねミルクレープ。
それにしても凄い!!



地層は島の隆起によって起きるもの、そう頭ではわかっていても、いざ現物を改めて見るとその存在感には感嘆します。ミルフィーユの大渋滞です。
因みに、

洞窟状になっている場所もあって、なかなかサバイバルな感じです。潮が満ちていると洞窟も水没するので入ることはできないのですが、干潮時にはデイキャンプにも向いてると思います。
夏に寺島へ訪れる途中でもいくつか洞窟みたいな場所は海上から見れたので、地層一帯で洞窟状になっている場所は何か所があるようです。

訪れた日の潮の引き具合は緩やかだったのでここまで。大潮(干満が大きい潮)なら突端まで行けたかもしれません。

残念ながら(あわよくば)化石を発見することは出来なかったですが、想像以上の地層グラデーションに十分癒され帰路につきました。


皆さまも興味が沸いたらぜひ訪れてみてください♪