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【離島でレンタルEバイク】宇久平港フェリーターミナルから城ヶ岳を往復してみた。[協力隊レポ]

2023.10.19



「Eバイクで城ヶ岳って行けますか?」

との問い合わせを受けた事があります。

宇久町観光協会では「難しいです。おすすめできません。」と案内しています。

でも気になりますよね?

ということで、実際にどの様になるのか、本記事でご紹介!
Eバイクで宇久平港フェリーターミナルから城ヶ岳の頂上までを往復してみます!


Eバイク「BLAZE SMART EV」と案内所でのレンタル情報

▼Eバイク「BLAZE SMART EV」の情報
乗車定員:1名(120kg)
車両重量:約18kg
充電時間:約3.5時間
走行距離:満充電で約30km
定格出力:0.35kw
電池のタイプ:リチウムイオンバッテリー
濡れない状況での保管&走行の要望あり
[詳しくはこちら

▼案内所でのレンタル情報
3時間:1800円
1日:4000円(充電器貸し出しあり)
ヘルメット貸与
手荷物お預かり

※運転には原動機付自転車免許が必要

今回のポイントは走行距離ではなく、Eバイクのパワー。
0.35kwってどのくらいのパワーなのでしょうか?

「乗車定員:1名(120kg)」と重量の記載がある事から、重さによって走行可能かどうか左右されると考えられます。
ということはつまり、登り坂では重みによる負担も大きくなるので、場合によっては登れない事も予想できます。
販売会社サイトにも「*勾配、運転者の重量によっては、登れる傾斜は異なります。」との記載がありますので。

因みに今回の走行者はこの記事を書いている、宇久島地域おこし協力隊の栗原です。
体重は約57kg。

さてさて、どうなりますでしょうか。

【往路】宇久平港フェリーターミナルから城ヶ岳の頂上まで行く!

上記(マイマップ)のルートを通ります。
表示された距離は片道、3.88km。

ところどころで停まって、写真を撮りながら進みたいと思います。

Eバイクは原動機対自転車。
ヘルメットはしっかりと被りましょう。
(観光協会で貸し出しています)

スイッチの入れ方は簡単。
バッテリーのスイッチをONにして、キーのボタンを押すだけで走れる状態になります。


さて、目指すは城ヶ岳。

レッツゴー!

発進する時はウインカー、そして後方確認を忘れずに。

ハンドル右のグリップを回すと、ほぼ無音で走り出します。
姿勢と動作はバイクな感じですけど、ほぼ無音でスイ~っと走れるのは新鮮ですね。

じっくり風を受けながら走ること数分。
長めの登り坂に差し掛かりました。

坂は緩やかではあるもの、Eバイクは僕の重みを感じるようで、アクセル全開でもスピードは20km/h前半まで落ちました。


とはいえ、遅さは気にならない感じです。
僕がバイクに乗り慣れていないところもあるとは思いますが、むしろ20km/hくらいの方が安心して走れる感じがします。

そして、ほぼ無音でスイスイ。
心地いいです。

ほとんどが登り坂ですが、ところどころ、平坦な道や下り坂があります。

下り坂では一気にスピードが乗るので、30km/hを越えないようにご注意ください。

そして、パワー不足の不安を感じることなく、城ヶ岳の入り口まで来ました。

さて、ここからが今回の本題ですね。
頂上まで行けるのか?

では登り始めます。
城ヶ岳の登り坂は最初の方はそうでもないですが、だんだんに勾配がきつくなってきます。

Eバイクもその勾配に合わせて、だいぶ頑張っている感を出し始めました。

30km/hなんて出ません。

20km/hどころか、10km/h以下になるように。

二輪車で10km/h以下…というゆっくりなスピードで走るって結構難しいもの。
僕はバランスをとる必要に迫られました。

誰もいない城ヶ岳の道で、必死に二輪車のバランスをとる…
どうにか足を着けないようにと頑張る男…

何を頑張っているんだ僕は…

と、そんなこんな、ここまでノンストップで来ることが出来ました。↓

ここからは少し下り坂だけど、その先はとてもきつい登り坂。
城ヶ岳にはうくちゃりや車で何度も来ているので知っています。

でも、どうにか地に足を着けないように進みたい!

この下り坂で一気に勢いをつけて進む!

進む!

進む!

登る!



登る!



登る。

敗北。
(だから何と戦っているんだ)

Eバイクでは登れなかったです。
足を着いてしまいました。

ここの登りの勾配はきつかったですね。
(坂の上から城ヶ岳のふもとの方を見ています)

ですが、これで終わりにはしません。
足で地面を蹴れば登れる感じでしたので、ツーリング続行です。(もはやツーリングとは呼ばないかもしれませんが)

※ご注意
勾配のきつい登り坂でむりやり進もうとすると、ウイリーしそうになりますので、転倒には充分ご注意ください。そもそも、この坂を登ることはおすすめしませんが。



この先はほぼ登り坂。
なので、途中停まって写真を撮るのも大変かつ少し危険なので、写真はご容赦ください。
それくらい勾配がきついところが多いのです。

アクセルを空けながら、地面を蹴りながら登ります。

とはいえ、ここまで来ていればそんなに遠くはありません。

転倒に注意しながら登ること、数分…

到着!

Eバイクでの走行距離は4.6kmと表示されました。
(Eバイクは少し長めに表示されるようです)

バッテリーは停まっている時は満タン表示されていますが、走っている時は2目盛り減った表示をしていましたね。

そしてフェリーターミナルからここまでの所要時間は約20分でした。



せっかくここまで来たので、頂上の展望所で景色を眺めます。
(駐車場から階段を登ると頂上に出ます)

この日は天気がよく、水平線がよく見えました。


【復路】城ヶ岳の頂上から宇久平港ターミナルまでの模様。

ではターミナルまで、来た道を戻ります。

Go!


出発早々、下り坂が続きます。

スピードの出し過ぎに超注意ですね。

停車するのがちょっと大変なので、下りの写真はここだけで失礼させてください。

ほんと直ぐにスピードが出ます。
それで、スピードが出てしまってからブレーキをかけるのは危険。
なので常にブレーキをかけながら、10km/h以上はスピードが出ないように進みました。

そして、無事に城ヶ岳の入り口まで降りてくることが出来ました。
勾配のきついところは登る時より怖かったです。



あとはスイースイですね。

天気も良く、風がとても気持ちいいです。

帰りはほとんど下り坂ですので、スピードの出し過ぎに注意ですね。
停車&発進する時もウインカーをお忘れなく。

ターミナルもあとわずか。



到着!

Eバイクでの走行距離は4.5kmと表示されました。
往路は4.6kmと表示されたので、往復で9.1km。

帰りの所要時間は、20分弱でした。

バッテリーは、停止時は1目盛り減った表示、走っている時は2目盛り減った表示がされていました。

Eバイクのスイッチの切り方は、リモートキーのスイッチを1度押して、Eバイク側のスイッチをオフにするだけです。

これにて、今回のツーリングは終了です。


本記事のまとめ

Eバイクで宇久平港フェリーターミナルから城ヶ岳でのポイント

・城ヶ岳は登れない。(走行者の体重57kgの場合)
・総走行距離はEバイク表示で9.1km。
 (往路:4.6km、復路:4.5km)
・総所要時間は停車時間も含めて40分ほど。
 (往路:20分、復路:20分)
・バッテリーは停車時に1目盛り減り、走行時に2目盛り減るほど。
・エンジン音がほとんどないのが新鮮。
・ウインカーの出し忘れ、消し忘れにご注意を。
・急な坂では停まりにくい。
・下り坂はスピードの出し過ぎにご注意を。
 (エンジンブレーキはありません)

本記事冒頭のご質問「Eバイクで城ヶ岳って行けますか?」の答えはやはり、「難しいです。おすすめできません。」でした。

行けるのかどうか、実際のところどうなのか、気になっている方の参考になったら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございます。
地域おこし協力隊の栗原でした。

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