【離島でレンタルEバイク】宇久平港フェリーターミナルから長崎鼻シーサイドロードを通り、大浜海水浴場まで行ってみた。[協力隊レポ]
「Eバイクってどれくらい走れるんですか?」
との問い合わせを受けた事があります。
宇久町観光協会のレンタルEバイクは「BLAZE SMART EV」。
その販売会社のスペックを見ると、走行距離はバッテリー満充電で「約30km」となっています。
ですが、走行の条件によって走行距離も変わってくるとのこと。
坂が多い宇久島ではより負荷もかかりやすく、走行距離も短くなることが予想されます。
そして走行距離も気になるところですけど、走り具合なども気になるところよね。
ということで、今回は、Eバイクで宇久平港フェリーターミナルから長崎鼻シーサイドロードを通り、大浜海水浴場まで行ってみます!
Eバイク「BLAZE SMART EV」と案内所でのレンタル情報
▼Eバイク「BLAZE SMART EV」の情報
乗車定員:1名(120kg)
車両重量:約18kg
充電時間:約3.5時間
走行距離:満充電で約30km
電池のタイプ:リチウムイオンバッテリー
濡れない状況での保管&走行の要望あり
[詳しくはこちら]
▼案内所でのレンタル情報
3時間:1800円
1日:4000円(充電器貸し出しあり)
ヘルメット貸与
手荷物お預かり
※運転には原動機付自転車免許が必要
バッテリ―駆動なので、燃料費がかからず、環境にやさしく、音も静か。
そして車両重量が約18kgなので、持ち上げることも可能と思われます。
小回りが利いて、狭い道での方向転換もしやすいことが考えられます。
ですが、宇久島一周は満充電でも走れません。
宇久島の外周は約38km。
東西南北にある観光スポットを周ると、走行距離はゆうに30kmは超えるので、Eバイクのスペックから見ても1つのバッテリーでは島一周は出来ません。
スペアのバッテリーがもう1つあれば島一周の走行自体は可能かと思いますが、バッテリーの重さは約2.6kgありますので持ち歩くのは少し大変です。
(観光協会案内所では、スペアバッテリーが1つあります)
それなので、目的地を決めて利用することをおすすめします。
ということで、今回は宇久平港フェリーターミナルから長崎鼻シーサイドロードを通り、大浜海水浴場まで行き、またターミナルに戻ってくるルートで行きます!
【往路】宇久平港ターミナルから長崎鼻シーサイドロード~大浜海水浴場まで行く!
上記(マイマップ)のルートを通ります。
表示された距離は往路で、6.61km(青色)
復路は少し違うルートで、2.7km(赤色)。
所々でバッテリーの残量具合を確認しながら進んでみます。
Eバイクは原動機対自転車。
ヘルメットはしっかりと被りましょう。
(観光協会で貸し出しています)
スイッチの入れ方は簡単。
バッテリーのスイッチをONにして、キーのボタンを押すだけで走れる状態になります。
さて、目指すは島の東側!
レッツゴー!
ハンドル右のグリップを回すと、スイ~っと進みます。
姿勢と動作はバイクな感じですけど、エンジン音がないのが新鮮。
そして、そのエンジン音がないからか、自転車と勘違いしてしまいそうになります。
交差点を曲がる時とかにウインカーを出し忘れてしまいそうになりました。
加えて、ウインカーを出している時のカチカチ音も小さめなので、ほとんど聞こえないので消し忘れにも注意が必要です。
また、タイヤが小さいからなのか、安定しにくい傾向があるかもです。
…
…
と、そんなEバイクの特徴を体感しながら走ること数分。
お!
っと思ってしまったところに寄り道。
スゲ浜です。
舗装された道によって、海岸近くまで来ることが出来ました。
狭い道でもスルっと通れるEバイク、良いですね!
とっさの思い付きの寄り道にもしっかり答えてくれました。
さて、ここではあまり時間を潰さずに次に進みます。
スゲ浜から更に東側に進むとシーサイドロードが見えてきました。
※しっかりウインカーを出して停まりましょう。
いつもながら見晴らし最高!
更に進むと、長崎鼻灯台が見えてきます。
ここにはちょっと広場があるので、降りてひと休みできますよ。
ここまで4.4km(Eバイク表示)。
バッテリーは満タンのままでした。
※Eバイクはサイドスタンドのみですので、風で倒したりしないようにご注意ください。
さて、お次。
まだシーサイドロードは続きます。
やはり、エンジン音がないのは新鮮。
フロントにサスペンションはあるものの、リアはリジット。
シートも硬めだからか、ガタガタ道はそれなりに衝撃がくるなぁ。
などなど、Eバイクの特徴を感じながら数分。
大浜海水浴場に到着!
ここまで8.1km(Eバイク表示)。
マイマップではここまで6.61kmと表示されましたが、何故に1.5kmも差が出たのかは分かりません。
(スゲ浜に寄り道しましたけど、そこまで遠回りにはなっていないと思うのですが…)
そして、所要時間は約30分でした。
(スゲ浜や長崎鼻灯台付近で停車していた時間も含む)
バッテリーは停まると満タン表示されますが、登り坂などを走ると2目盛り減った表示をしていました。
【復路】大浜海水浴場から宇久平港ターミナルまでの模様。
では、ターミナルまで戻ります。
来た道を戻るのではなく、違うルートを通ります。
↓赤線で表示されているルートです
Go!
出発早々、ちょっと登ったところでやっぱりいい景色!と停まり、大浜海水浴場を眺める…
この日は風も強めで白波も立っていましたが、そんな海も僕は好きです。
以上の様に、Eバイクは小回りが利くので道端でもヒョイっと停まりやすいです。
かつ前後ディスクブレーキなので、ブレーキレバーも軽く握るだけでもよく利くので、楽に停まれます。
でも忘れてはならないのは、Eバイクは原動機付自転車だということ。
道に停まる時はもちろん、走り出す時もウインカーを忘れずに。
それでは、進みます。
復路は、マイマップですと2.7km。
往路の半分以下の距離です。
で、実は復路のルートは坂が多いのです。
初めの方は登りで、登り切ったらほぼ下り。
しかも結構勾配はきつめ。
それに、ルート内に宇久島では交通量の多い一車線の道があるので、ヒョイっと停まるにはちょっと難しいところがあります。
加えて交差点付近などの駐停車禁止区域もあるので、実のところ停車できるところは限られています。
それなので…
ルート内の写真をほぼ撮らずに、ターミナルまであとわずかというところまで来てしまいました…
すみません。
戻りのルートの模様は実際に通って、ご確認をお願いします。
1つ注意点を言えば、戻りのルートは結構急な下り坂があるので、スピードの出し過ぎに注意してほしいというところですね。直ぐに30km/hに到達しますので。
それで、ここから数百メートルでターミナルに到着です。
大浜海水浴場からここまで3.3km(Eバイク表示)。
マイマップですと、2.7kmなのでEバイクの方が少し多めに計測されるのかなと思います。
所要時間は15分ほど。(戻りのルート)
バッテリーは、停止時は満タン表示されますが、走っている時は2目盛り減った表示がされていました。
Eバイクのスイッチの切り方は、リモートキーのスイッチを1度押して、Eバイク側のスイッチをオフにするだけです。
これにて、今回のツーリングは終了です。
本記事のまとめ
Eバイクで宇久平港フェリーターミナルから大浜海水浴場でのポイント
・総走行距離はEバイク表示で11.4km。
(往路:8.1km、復路:3.3km)
・総所要時間は停車時間も含めて45分ほど。
(往路:30分、復路:15分)
・バッテリーは走行時に2目盛り減るほど。余裕に走れる。
・小回りが利く。
・エンジン音がほとんどないのが新鮮。
・ウインカーの出し忘れ、消し忘れにご注意を。
・小さいサイドスタンドだけなので駐車時に転倒させないようにご注意を。
・下り坂はスピードの出し過ぎにご注意を。
(エンジンブレーキはありません)
今回のコースなら距離的には不安なく余裕に走れる感じです。
静かに走行できるのはとても気持ちがいいですよ。
今回のコースは「Eバイクでちょっとツーリング」にはおすすめしたいコースです。
復路は違うルートでしたが、往路と同じルートを戻っても違う景色が見れるのでいいと思いますね。
ぜひ走ってみて下さい。
お読みいただきありがとうございます。
地域おこし協力隊の栗原でした。