離島あるある?地域の呼び名が特殊すぎる件。
お問合せで・・・
「すみません、かみうら港から寺島港へ行くには…」
「はい、こうのうら港から寺島港へは、市営交通船を利用していただき…」
先日お客様とこんなやり取りをさせていただきました。
地名の呼び方、
正直難しいですよね。
僕も他の地域に行く時、この地名なんて呼ぶんだろう?と疑問に思うことはしばしばあります。
そこで今回は宇久島の地名についてご紹介!
神浦
まずは冒頭で出てきた神浦。神の浦と書いて「こうのうら」と呼びます。普通「かみうら」って読んじゃいますよね。
神浦は元々現在の主要港である宇久平(たいら)港より栄えていた港で、交易船が主に利用していた港でした。現在は宇久島の属島である寺島(てらしま)や小値賀島に向かう定期船が通っており、町なみは昭和の面影が色濃く残っているノスタルジックな港です。
飯良
続いて飯良。早速難解漢字ですね(笑)飯が良いと書いて「いいら」と呼びます。
お隣の地区には本飯良(もといいら)という地区もあります。
飯良地区は田んぼだけでなく広大な畑も広がっており、昔から作物栽培が盛んな地域です。また長崎県平戸市にも飯良という地区があり、こちらは潜伏キリシタンの里として有名で、なにかしら由縁があるかもしれませんね。
蒲浦
さて、なんて呼ぶでしょう?
正解は「こもんにゃ」。若い方は「こものうら」と呼ぶ人もいます。
宇久島南部の地域で、小さな漁港を持つ素朴な地区。宇久島で最初期にできた神社、三ケ崎(みかざき)神社のある地域で、周辺にはヤブツバキが多く自生しており季節になると非常に綺麗な花を楽しめます。
梶ヶ浦
「かじがうら」ではありません。これで「かいごら」と呼びます。
宇久島南部海岸線沿いを行くと、大きな岩がぽつんと佇んでおり、その大岩の上には小さな石が積み上げられています。近年映えスポットとして紹介させていただいたら、お問合せの増えた人気スポット。
ただし、現地に辿り着くには少し道が複雑なため、観光協会にて必ず行き方を聞いてくださいね。
平原
最後は少しカンタン。九州では割と多い地名です。平原と書いて「ひらばる」。
宇久島一広大な草原で、現在はゴルフ場として人気です。自然の地形を利用したハーフホールで、国内でも類がないようなコースなので全国からゴルファーの方々が訪れています。
また、近くには五島列島文化の始祖となった平家盛公が漂着したと言われている火焚崎(ひたきざき)があり、観光スポットとしても人気です。
いかがだったでしょうか??宇久島難解地名、みなさま全部読めました?
地名の読み方のほとんどは、その地区に住まれている方がそのように呼ぶことで読み方が定着しているものなので、地域の方の方言やイントネーションも楽しみながら周遊して頂くと面白いと思います。
それでは!