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足かけ１年以上

観光協会檜垣です。年を取るごとに１年が早いですね。

ついに

宇久島でご当地グルメを食べられることになりました！！

地元飲食店、宿泊施設と連携し、あーでもないこーでもないを繰り返し、コロナ禍に見舞われたり食材確保が困難だったり、協議調整が難航したり・・・

実に１年強かかってようやく完成！

まずはご覧ください！！どどん！！

おいしそうでしょ。僕は試食段階で涙を流しました・・・ほんとに。

とにかく自慢の逸品です。

その名も・・・

宇久島鯛めし！

ご当地グルメとは？

ご当地グルメ。全国各地でその地域でしか食べられないグルメであり、その地域の名産を活用したものや、郷土風習で食べられているものなど、種類は様々ですが、その地域の一番の魅力を伝えるグルメです。

中には地元の方が普段食さないものが観光向けに提供されたりもしますが、基本的にその地域を代表するものがグルメにされています。

宇久島では今回、ご当地グルメのエキスパート、ヒロ中田氏監修の下厳選した食材で「宇久島ご当地グルメ」を開発しました。

食材は？

当初ご当地グルメを開発するにあたって、何の食材を使用すれば良いか非常に頭を悩ませました。

福原オレンジ、宇久島産オーガニック野菜、冷や汁、芋、イサキ、太刀魚、ヒラス（ヒラマサ）・・・

色々とアイデアが出ましたが、最終的に決定したのは

レンコダイ（キダイ）

あまり聞き覚えのない魚でしょうか、島ではレンコ、レンコと呼んでポピュラーな魚。

このレンコダイを活用してご当地グルメにできないだろうか、と思いました。

宇久島には外食文化が発達していません。これは地元の方は飲み会や食事会を自宅に招いたり招かれたりして行う習慣（宅飲み）が根付いていて、外食は祝い事や冠婚葬祭程度でしかされていないことによります。

その影響か、観光目線で島を見ると「島ならではのものを食べられる」お店が非常に少ないのが現状です。

島ならではのもの＝海鮮。

観光協会で「美味しい魚を食べれる店を教えてほしい」というお問い合わせが圧倒的に多いです。

そこで、海鮮に的を絞って、更に宇久島ならでは、長崎県が全国に誇れるものを調べていたらレンコダイに辿り着きました。

レンコダイ

結婚式の折詰弁当に入っている、可愛いサイズのタイです。連子鯛と書き、約25cm前後、水深200m地点に群れで生息しています。

身の痛みが早く、刺身などの生食では獲れたその日のうちか、翌日程度までしか持たないといわれています。ですので、島では主に干物にしたり、塩焼きなどで食べられています。

宇久島近海が良い漁場であり、長崎県は全国漁獲No.１。

最新の情報である2019年には実に全国漁獲の４７％以上を占めています（農林水産省調べ）。

宇久島は昭和２０年代初頭からレンコダイの漁場として全国、主に徳島県や島根県の漁船が漁に来ており、漁獲も非常に多かったことから様々な船団が拠点として宇久島の神浦港や寺島港を主に活用していました。特に寺島は買付・集荷基地が置かれるほど賑わったそうです。

水深２００ｍに棲む根魚（ほぼ深海魚）のため、普通の漁ではまず獲れない魚ですが専門のまき網船が宇久島めがけて集まっていました。その数長崎県下の許可船だけでも５９０隻近く。

物凄い数の船ですね。

現在は技術の進歩や漁師の高齢化、漁場の変更等で宇久島に連子船が来ることは無くなりましたが、神島神社には豊漁寄進された石柱が残っており、当時の栄華を感じさせてくれます。

宇久島しゃぶしゃぶ鯛めし御膳

※ご宿泊時のみのご提供となります。ご注意ください。

レンコダイ釜飯と海鮮しゃぶしゃぶ、旬のお刺身といった宇久島海鮮づくし御膳！

見ているだけでお腹が減ります・・・

しゃぶしゃぶ鯛めし御膳が食べられるお宿

宇久島どんぶり鯛めし御膳

何の変哲もないただの海鮮丼に見えるかもしれませんが、なんと生のレンコダイのみを使用した３種類の丼！

試行錯誤を繰り返し、保存期限が２日程度だったレンコダイを長期保存可能になったことで幻のレンコダイ丼が完成しました。ひょっとして全国初じゃないですか！？

炙りをはじめ、ユッケ、薄造りと、３種類の味で皆さまをお待ちしております。

こちらは昼食のみのご提供となります。

どんぶり鯛めし御膳が食べられるお店

ぜひご堪能ください！

いかがでしょうか、宇久島ご当地グルメ。

ご来島の際にはぜひご堪能ください！

後日ながさき旅ネットでも紹介されました！