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基準は波の高さ?風速?船が欠航した場合の宇久島からの帰り方。

2022.01.20

まさかの欠航連絡。

島に滞在していて、急激な天候不順(滅多とないですが)や乗船しようとした船が何らかのトラブルで出航できない状況になることがあります。

「明日から仕事なのに!」せっかくのお休みなのに!

「昼からの会議がぁぁぁ!!」それは大変!

「島から出してくれー!!!」宇久は監獄か。

予定の急な変更ほどストレスの溜まる出来事はございません。

観光協会でも荒天時には窓口・お電話ともにお問い合せが激増する由々しき問題です。

そして、実際に旅行を計画されている方でも船の就航状況を気にされながらプランを組み立てられている方も多いと思います。

そこで、どうにかして島から本土へ渡る方法を色々模索してみました。なんとかして帰ることができるのがわかれば鬼に金棒。安心して島に滞在できますよ!

他の船便にのりかえ

主に高速船を事前予約されていた場合に、乗船予定の高速船が急遽欠航となった場合。

ズバリ、九州商船フェリーいのりに乗り換えましょう。

フェリーいのり
九州商船株式会社の宇久平発です

九州商船フェリーいのり

宇久平港発時刻表

(運賃等も記載されています!)

最終的には船長さんの判断になりますが、よほどの荒天でない限りフェリーは通います。

到着港を変更して陸路で帰る

高速船びっぐあーす2号もフェリーいのり同様時化に強い船です♪

九州商船(宇久-佐世保)が全便欠航になった場合、野母商船(宇久-博多)を使う手もあります。

ただし、九州商船が全便欠航の場合、野母商船も欠航する可能性が高いのですが…

行程としては、

宇久港⇒博多港⇒JR博多駅or博多バスターミナル⇒自宅方面へ移動

もし佐世保に帰ってくる場合はJR特急みどりか、高速バスを利用してください。

瀬渡し船を使う

フェリー等よりは揺れます。

宇久平港から佐世保港までは波の状況にもよりますが約2時間見ておいた方がよいです。

船が空いていれば時刻を気にせずに出発できるメリットがあります。

が!

非常に高額です。宇久ー佐世保間で10万円程度はかかります。(燃料や保険、船長の拘束時間などを含めると船舶の運航費用は非常に高額になります。船長の名誉のため、ぼったくりではございません。)

余程の緊急でない限りなかなか選択肢としては難しいかもしれません。

瀬渡船を頼むなら

えびす丸

五島列島での磯釣り(石鯛釣り・クロ釣り)、古志岐三礁の渡船・瀬渡しなら、宇久島の渡船「えびす丸」にお任せください。上五島エリアを完全サポート

丸金荘(文字化けしていますが問題なくページに飛びます)

島で瀬渡船を利用する場合は、お産や急患の搬送が主で、それくらい緊急を要する時に利用する程度です。

他の島を経由して帰る

宇久島の定期航路は、

佐世保-有川-小値賀-宇久 もしくは 博多-宇久-五島各島

の2種類があります。一部有川(新上五島町)には停泊しない船もありますが、この定期航路を活用して長崎港に着く方法もあります。一例として

午前中最短で長崎港に着く方法

長崎港へは通常 宇久平港⇒佐世保港⇒バスかJR⇒長崎駅 ですが、新上五島町を経由すると早く到着できる方法があります。

4:05野母商船フェリー太古発(宇久港)
5:40野母商船フェリー太古着(青方港)⇒移動
5:50有川港ターミナル行西肥バス乗船
6:16有川港ターミナル着
7:50九州商船高速船発
9:33九州商船高速船着
※日程によりドックダイヤなどで変更している場合がございます。各船舶会社サイトをご確認ください。

佐世保経由で長崎に戻ると早くとも12時前着なので3時間近く短縮です。かなり早起きですが(汗)

他にも、五島つばき空港(福江空港)を利用して福岡空港まで飛ぶ、長崎空港(大村市)まで飛ぶ方法もありますので、旅行の片手間に調べてみるとよいですよ!

事前にわかれば旅程を延期か取り止めましょう!

とはいえ、天候の急変は海や空の運航会社にとっては頭の痛いトラブルです。お客様の安全を第一に運用しているので万一当日に船の全便欠航などが起きてしまった場合はご理解いただけますと幸いです。

因みに、宇久から出ているフェリーの就航率は90%を超えており、かなりの確率で欠航は少ないです(欠航率10%以下、1年の中で何日欠航しているかのパーセンテージ)。台風時や大寒波等以外はほとんど就航しています。

ですので、島に閉じ込められるということは滅多に起きませんのでご安心ください。

因みに、船の欠航条件は風速、波の高さ、海上濃霧、警報級の悪天候など様々なものがあります。島へお越しの前には「九州北部地方」の天気予報を見られることを強くお勧めいたします。

そして、旅行前に必ず確認していただきたいサイトがございます。それが「九州のりものinfo」!

九州全体の交通機関を網羅したサイトです。運行情報がリアルタイムで確認できますのでお手持ちのスマホに利用予定の交通機関を登録しておくと何かあった時にはメールでお知らせしてくれます。僕も愛用者です(笑)

もし旅程が厳しいと感じたら無理をされずに延期や取り止め、旅行先の変更なども検討されてみてください。本当に島に閉じ込められたら最悪な旅行の思い出になりかねません(汗)まず宿から外へは一歩も出られない天候ですし。

ご参考になりましたら幸いです♪

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