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宇久島で開催の「昭和57年会」の落語会の舞台裏。音響スタッフ目線のレポート。[地域おこし協力隊]

2024.01.18


新年早々、緊張が走る場面を経験した、宇久島地域おこし協力隊の栗原です。

令和6年1月14日、宇久地区コミュニティセンターにて、落語会が開催。
僕は音響を担当させていただきました。

その模様をレポートいたします。


昭和57年会の落語家の方々による落語会


当日配布されたパンフレット

昭和57年会は、同じ年に生まれた5人の落語家からなるユニットです。
https://s57-rakugokai.com/

・笑福亭べ瓶
・三遊亭好の助
・三遊亭志う歌
・立川小春子志
・春風亭昇也


準備は前日に行われました。

前日の午後に機材搬入をしました。
出来るだけ要望にお応えできるように、予備も含め準備していきます。

ケーブルの等の配線処理、マイクの音が出なくなった時の為の予備のマイクやケーブル。
来場者の邪魔にならないような機材設置などなど。

そして、落語会は話しだけ…、とはいえ気は抜けません。

スピーカーから出る音を、がっつり作ります。

会場やスピーカーの位置によって、音の響き方が変わるので調整するのです。

僕の場合の調整方法は、実際に音を出してみて、余計に響きすぎるなと感じた音域をカットする感じです。(上記写真の上の段の目盛りが調整済みの状態です)

この状態にしておくと、後に音域に関しての要望があった時に、対応しやすくなるんですよね。


当日の午前中にリハーサル

当日の午前中に昭和57年会の方々はお見えになりました。

早速、リハーサル開始です。

スピーカーの位置や、音量や音域など、はっきり言って下さいます。
かつ、出来ないことや、難しいことは汲み取って下さいます。
感謝です。

そして今回は音の調整だけでなく、出囃子やBGMなどのポン出しの依頼がありました。

この時のこのタイミングで、この曲を…と。
これは私にとって緊張が走るところです。

依頼に対して、間違えがないようにと、しっかりメモを取りました。
かつ、不安がなくなるまで質問もさせていただきました。
そして、練習もさせていただきました。

その間、とても丁寧かつ的確な指示をしていただきました。
誠に感謝であります。

実のところ、これで僕の緊張が消えたわけではありませんが、とても有意義なリハーサルの時間を過ごせました。


本番!(18時開場、18時30分開演)

※本番中は撮影禁止だったため、落語家の方々の写真等はご容赦ください。

当たり前ですけど、音響スタッフがお客様のようにイベントを楽しむわけにはいきません。
(お客さんにネガティブな雰囲気が伝わってしまうのはNGなので、一緒に楽しんでいる風な見せ方が必要な一面もありますが…)

出囃子のポン出しや、音量調整、緊張が走る時が目白押しです。

ですが!
落語家の話しはすごい…

1人目の方から、話が進むたびに、僕の緊張感が薄くなっていっていることに気が付きました…、というより、落語家の方々の話に集中させられました。

ふと我に返って、「次はこれで間違えがないか」と諸々確認したりはするも、またすぐに落語家の方の話に引き込まれます。

音響に集中するも、話しの中に引っ張られていくのです。
気付けば笑わせられています。

凄い…としか言いようがありませんね。


そんなこんな、大きなトラブルはなく時間は過ぎていきました。


上の写真は事前に作っておいた資料。
今回は済んだ項目から消していくスタイルでした。

緊張感あり、そして、とても笑いありと、すごく新鮮な時間を過ごさせていただきました。


出演された落語家の方々も、今回ご来島された時のことを投稿されています!

▼落語家の方々のX(旧Twitter)はこちら

昭和57年会〜五派勢揃い〜
笑福亭べ瓶
三遊亭好の助
三遊亭志う歌
立川小春志
春風亭昇也

三遊亭好の助さまの「音響もバッチシ」は僕としてはとても救われるお言葉です。
そして、「57年会は宇久島の観光大使を狙ってます!」とツイートされています。
これは見逃せないツイートですね!

春風亭昇也さまは公演前に放送されていたテレビ番組「笑点」にて出演されていたようです。
その模様を会場ロビーで一緒に観た宇久の方もおられたそうですね。


貴重な体験をありがとうございます!

実は僕、栗原はこの音響対応が令和6年最初の仕事、仕事初めでした。
(休暇をいただき帰省していました)

令和6年のスタートをピシっと律すると共に、緊張感と笑いという、貴重な体験をさせていただきましたこと、とても感謝しています!

僕の地域おこし協力隊としての任期はあと半年となりますが、精一杯頑張っていきますので、よろしくお願いします!

地域おこし協力隊の栗原でした。

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