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宇久島の隣の離島「寺島」にあるポットホールを探索。秘境感あふれる穴場の観光スポットだった![協力隊レポ]

2024.04.16

宇久島の西側にある寺島。

そこには観光スポットにもなっている【ポットホール(玉石甌穴「ぎょくせきおうけつ」)】があります。
長崎県の天然記念物にも指定されています。

実際にどんなところにあるのか?
どのくらいの大きさなのか?
そこまでの道のりはどんな感じなのか?

その模様を、宇久島地域おこし協力隊の栗原よりレポートします!

今回の目的は「ポットホールを見つける!」です。

僕はまだポットホールを見たことがありません。
初の探索となります!


宇久島の西側にあるポットホール、及び寺島のマップはこちら

さすがにGoogleストリートビューもない場所です。
(本記事投稿時現在、確認済み)

情報が少ない場所。
秘境感がありますね。


寺島の往来は市営交通船「みつしま」で。

寺島の往来は、神浦港から出ている市営交通船「みつしま」で。

1日6便、出ています。
2便と5便は小値賀島の柳港を経由しています。

今回は、神浦港14時30分発(4便)で出発、寺島発16時51分(6便)で戻ってくる便を利用します。

では、出港!

寺島まではそんなに遠くなく、9分ほどで着きます。
なので、ずっと外を眺め、景色を楽しむのもいいかなと思いますね。

そして、待つ…という感覚はほぼ感じずに寺島に到着!


寺島港からポットホールを目指す!

寺島港からポットホールまでの交通手段は「徒歩(足)」です!


案内板を頼りに進んでみます!
スマホからGoogleマップ等を使えばある程度の道は分かりますが、案内板があると安心しますね。


途中、獣除けの鉄柵に出くわします。
出入りは可能な状態ですが、開けたら閉めておきましょう。
(紐で縛ってあった場合は、縛り直して元通りにしてください)

獣除けの鉄柵…
を見て、思い浮かぶ獣と言えば、イノシシ…です。

なので、あまり険しい林やヤブの中には入らない方がいいと言えますね。
出くわさないためにも。
鈴など音を鳴らしながら進むのも良さそうです。(今回は持ってきませんでしたが)


獣除けの鉄柵を出ると、車も通っていそうな、歩きやすい道が続きます。

道なりに進むと、またポットホールの案内板がありました。
道は間違えていないようです。

更に進むと開けた道に出てきました。

車のワダチがあると、ちゃんと通れる道なんだなと、少し安心感を持てます。

更に進むと海が見えてきて、分かれ道にも出くわしましたが、黒い色の磯の方のはず…、左の方へと進みます。

分かれ道を進むと、ポットホールの案内板がありました。

ポットホールまであとわずかですね!
きっとあの黒い磯のどこかにあるはずです!

この時はだいぶ潮は引いていました。
ほぼ濡れることなく、渡れる感じです。
(満潮時には水没すると聞いています)


ポットホールはどこ?

さて、お目当てのポットホールはどこにあるのでしょう?

見渡す限り、岩。
しかも結構広い。
目印となるようなものは見当たりません。

ポットホールは写真では見たことはありますけど、どの位置にあるか明確には知りませんでした。

となれば、Googleマップ!
※携帯キャリアやその時の電波状況によって圏外になることもありますのでご注意ください。

ポットホールはGoogleマップですと「寺島玉石甌穴」でピン打ちされています。

このピン打ちされた場所を目指してみます!



どこにあるのでしょう?

ポットホールがどのくらいの大きさなのか分かりません。
へっこんだところにあるのか、出っ張った山の上にあるのか分かりません。

ポットホールの写真を思い浮かべながら探します。

途中、これかな?と思える、石の入った穴は見かけましたが、写真とは違う印象のものばかり。

見つけられるのか。



ポットホール発見!


探し始めて数分というところ。

そこまで時間かからず、見つかりました!
ほぼ、Googleマップでのピン打ち通りでした。


写真で見たことがあるものです!

これを見つける前に見かけた「石と穴」とは、明らかに違う特徴と雰囲気がこのポットホールにはあります。
なので、ひと目見た時、直ぐにこれだ!と思いましたね。

想像していたより、大きいです。


Googleマップでピン打ちされた場所とはわずかにずれているくらいでしょうか。




せっかくなので、ポットホール付近の上空から寺島を見渡してみます。


普段あまり見ない方向からの宇久島です。
どこか新鮮な感じがしますね。


概ね逆順で戻ります。

今回の目的「ポットホールを見つける!」を果たせたので、戻ります。

まだまだ潮は引いていたので、濡れる心配は全くありませんでした。


ポットホールに向かう時も感じましたが、とても分かりやすく歩きやすい道です。

行く時は気付きませんでしたが、道端がほじくられているところがありました。
やはり、獣(イノシシ)は居るようです。


帰りは周りを見る余裕が生まれたのか、石垣があることに気付きました。
人の生活、活動の痕跡があったことが伺えますね。


そして、ウォーキングに集中すること、数十分。
寺島港に到着です。

港付近をウロウロしていたら、帰りの船「みつしま」が着ました。


船に乗って、約9分。
神浦港に到着です。

今回は行きで4便、帰りで6便を利用しました。

4便:神浦港発14時30分ー寺島港着14時39分
6便:寺島港発16時51分ー神浦港着17時

寺島には2時間10分ほど滞在できる感じです。

そして、寺島港からポットホールまでの所要時間は、僕の足で片道約40分(往復1時間20分)というところ。
それなので、50分程はポットホール周辺を探索できる感じですね。
僕の実感としては、ポットホールだけを見に行くなら、余裕のある時間だなと思いました。


情報が少ない秘境を求めて行くの、いいですね!

今回向かった寺島のポットホールは情報が少ない場所。
インターネットでもいくつか写真を見るくらいです。

僕は向かう前に「どこにあるのか?どのくらいの大きさなのか?」などの思いを持っていましたが、それもまた楽しさを膨らませてくれるものだなとも思いました。

加えて、潮が引いているタイミングを狙うところもポイント。
今回見た感じですと、全く濡れずに行くなら干潮の時ですけど、満潮付近以外は結構渡れるかなと思いましたね。

そして、人を見かけないので、秘境感満載です。

機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください。

お読みいただきありがとうございます。
地域おこし協力隊の栗原でした。


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