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離島にサンショウウオ!?見慣れない生物を目撃![五島列島宇久島協力隊レポ]

2023.05.10

自宅の庭の近くの側溝を掃除していた時の事、見慣れない生物を見つけました。

これは何でしょうか?

※この先の写真はモザイクを外しておりますので、閲覧される際はご注意ください。


イモリ、ではなく「サンショウウオ」と思われる。

パッと見、イモリかなと思いきや…そうではなさそうです。

四つ足でしっぽがあってと、イモリに似た感じもしますが、よく見ると違いが伺えます。

因みにこちらがイモリ。
↓   ↓   ↓

実はイモリは宇久島にたくさん居て、割と簡単に見つけることが出来ます。

このイモリはお腹がオレンジ色をしていたり皮膚がボコボコしていて、サンショウウオとは異なる特徴があります。

発見した生物(サンショウウオ)はほぼ一色でお腹にしわがあったりして、皮膚はツルツルしている感じですね。

マメ知識

サンショウウオは魚類ではなく、イモリと同じ両生類。

イモリとは卵の産み方が違う。
イモリ→水草などにひとつひとつ産み付ける
サンショウウオ→卵のうと呼ばれている卵が数十個入った袋状のものを産む


サンショウウオの中でも「カスミサンショウウオ」である可能性が高い。

今回見つけたサンショウウオを調べてみましたが、五島列島に生息しているサンショウウオは「カスミサンショウウオ」との情報が多く、それ以外の種類のサンショウウオは見かけないので、ほぼほぼ「カスミサンショウウオ」ではないかと思います。

そして、そのカスミサンショウウオのことをもう少し調べてみましたが…

名前がカッコよすぎ!

英語で「Clouded salamander」クラウデッドサラマンダー
サンショウウオって英語で「salamander」(サラマンダー)だったのですね。

ウイキペディアでは
”火の精。ラテン語の salamandra (サラマンドラ、サンショウウオ)が語源とされるが、これは一部のサンショウウオが焚き火や野火などに遭遇すると湿った地面に潜り表面の粘液で火傷を防ぐ性質があるため、まるで火の中から這い出たように見えることに由来する。”
とあります。

そして、※絶滅危惧II類とされているとのことです。
※絶滅の危険が増大している種

https://www.env.go.jp/content/900515981.pdf
(両生類の欄に記載があります)

因みに捕獲の際は、地方自治体により、許可や登録等が必要な場合がございますので、充分に確認したうえでおこなってください。


そ、そんな貴重な生物が目の前に!
何だか、貴重過ぎて、触るのも怖くなってしまいました。


貴重な生物「カスミサンショウウオ」はそっと返しました。

因みにこのカスミサンショウウオは、家の近くの側溝を掃除していた時にたまたま見つけました。

こんなところに何!?
と、とても意外な場所にいたので、最初に見た時は何だか分からなくて、少しビックリしましたね。

このサンショウウオをご存知の宇久島の方もいらっしゃいましたが、そんなに頻繁に出会える生物ではなさそうです。
居ることを知らなかった方もいらっしゃいましたし。

出会えること自体、珍しいことなのかもしれません。
今まで見た事がない生物を見る、という貴重な体験をさせていただきました。

あまり触らず、直ぐに返しました。
(写真が少ないのもそのためです)

元気に生きていてほしいと思います。


宇久島のローカルな深いところを楽しむなら「民泊」がおすすめ

今回はとてもローカルすぎる内容でしたが、なかなか出回らない情報こそ、僕は魅力を感じます。
もちろん、観光スポット巡りも楽しいですが、こういうローカルなところを知れることには価値があるtと思います。

ただ、こういうローカル情報は、なかなか出会えるものではありません。

そこで、そんなローカルなものに触れるのにおすすめしたいのが宇久島での「民泊」。
島の方のおうちに泊まり、食事を一緒に作ったりするのです。

そこでしか聞けない、とてもローカルな面白い話を聞けるかもしれませんよ。

民泊に関しては下記のリンクをご覧ください。
https://www.ukujima.com/minpaku/

お読みいただきありがとうございます。
地域おこし協力隊の栗原でした。

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