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神秘に満ちた大岩!五島列島宇久島のパワースポット厄神社

2021.10.21

宇久島西部、本飯良地区には平家盛公建立と言われている厄神社があります。地元では「やっじんさん」と親しまれているこの神社は境内後方に大きな岩がそびえ、岩と岩の間に観音様が祀られているパワースポット。この大岩は調べてみると物凄く神秘に満ちていました!!

厄神社とは?

宇久島神社所有の厄神社古絵図

宇久島では過去定期的に疫病が流行しており、特に鎌倉時代に流行した疫病は多くの島民が苦しみました。この時の領主は「京都の男山八幡宮(現在の石清水八幡宮)の摂社に、厄神社という名前の社があり、この社は悪疫鎮定に力を発揮する神様だから、その御分霊をお持ちして請願するのがよいだろう。」と、八幡宮の神主さんを京都へ遣わし、御分霊を奉持して今の厄神社に鎮座させました。

地元の方にお話しを聞くと、疫病・漁の神としての信仰は、島内はもちろんのこと、壱岐、対馬、生月、平戸、五島などから船を仕立てて参拝されていた時代もあったとのことです。

参拝者は神社の敷地内に自然に生えている笹竹(女竹)を折って持ち帰り神棚にあげお守りとしています。

宇久島神浦地区にある宇久島神社で保管されている厄神社の由縁。

由緒に「疫病流行し家盛殿之命に依テ…」とありますが、建久6年には史実誌、郷土誌、編纂誌などによると宇久家は扇か太に家督が継がれている(家盛は亡くなった)はずなので領主の名前は実際のところわからないようです。

長い階段がございます…

鳥居をくぐった先は延々階段です。300m程度?の階段ですが、急こう配なので息があがります…足元に十分注意してお登りください。

因みに石階段です。右側の林には季節になると多くのツバキを観ることができます。

運動不足で階段を上るのがつらい…

ゴールはもうすぐ!だいたい中年メタボの足で10分程度でした。疲れた!

雰囲気のある神社です。なお、午前中に行くと良いです。午後からは逆行で眩しいので大岩を見上げるのに辛いです。

大岩の秘密

境内のうしろにそびえるのが噂の大岩。本当に大きいですよ!

この大岩は裏側へ周ることができます。

裏側へ周るには階段の途中に山道へ逸れる道があります。この山道を行くと裏側へ辿り着くことができます。

神社の裏側へ周ってきました。

岩の裏には観音様が祀られています。観音様にしっかりお参りをして…

潜る!

観音様を正面に見て左側はなんと岩の下に潜り込むことができます。

そして、潜り込んだ奥にあるのは人ひとり入れる小さなスペースがあり、その頭上には…

綺麗な三角形の窓?があります。なんだこれ?

縄文時代の●●!?

職場に戻って調べてみると、全国各地で岩をお祀りしているところは大昔にその岩とゆかりがあることがわかり、その中で特に目を引いたのが「金山巨石群」という場所でした。

金山巨石群は古代の日時計だった可能性があることで有名で、現在で様々な調査・考証がされています。

http://hidakanayama.com/mystery.html

金山巨石群の資料を拝見していると、線刻のある石から夏至頃の太陽観測(おおまかな日にちや時間帯)が縄文時代に行われていたそうです。

あらためて厄神大岩を見てみると…

人為的に掘ったような線がありました!ちょうど観音様へ行く途中から眺めることができます。さらに、先ほど現地で見た空洞内の三角形の天井は、金山巨石群では夏至になると空洞内まで光が差し込むそうです。

と、金山巨石群と厄神大岩がよく似た形状をしており、それが偶然の一致なのかどうかは不明です。

ひょっとして、大昔、縄文時代にはこの周辺で高度な知恵を持って人々が暮らしていたのかもしれません。

宮ノ首遺跡

なお、厄神社のふもとにある汐出浜海浜地周辺には、縄文時代の貝塚や放牧の跡が発見された「宮ノ首遺跡」があります。市の指定史跡にもなっており、本飯良地区一帯は古くから多くの人が住んでいたと見られています。

厄神大岩と宮ノ首遺跡、どちらも縄文時代繋がりで短絡的ですが何か共通するものを感じてしまいます…大昔から宇久に人間が住んでいて、更に高度な文明を持って生活を営んでいたとなると非常にロマンを感じます。文化財関係の皆さま、ぜひ調査にいらっしゃいませんか?

今回は厄神社をご紹介しました。神秘的ですねー!島に訪れたらぜひお詣りしてはいかがでしょうか(^^)

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