【初夏の風物詩】宇久島の磯開きのシーズン到来!ウニ漁解禁の模様。(2023年)[協力隊レポ]
宇久島では毎年、5~7月の期間の大潮時期に島民限定で行われる、「磯開き(ウニ漁解禁)」。
島の一大イベントです。
2023年も行われました!
宇久島地域おこし協力隊の栗原よりレポートいたします!
2023年の宇久島の磯開き(ウニ漁解禁)の模様
訪れた磯は長崎鼻。※
ここは遠浅な場所で、大潮の干潮時には広い面積が陸になります。
陸と海の境い目あたりには既に漁をされている方がいました。
ウェットスーツを着られている方、大きなカゴを背負っている方などなど。
皆さん気合いが入ってますね!
※在住地区によって漁ができる磯が決められています。
実際の漁場を探ってみる!ウニが一番豊富なスポットは?
実際にウニ漁をしてみます!
因みに僕も気合いを入れて、ウェットスーツを着て、水中ゴーグルも持参してきました。
やる気満々ですよ!
さて、ウニは岩と岩の間や、岩をひっくり返すと居たりするというわけですけど、その岩と岩の間やひっくり返せる岩は無数にあります。
その無数にある場所全部にウニが居てくれれば、何も言うことはありません。
けど、居る場所と居ない場所があるのです。
では、どのような特徴のある場所(岩と岩の間やひっくり返せる岩)が居る確率が高いのか。
僕なりではありますが、今回、確率が高かった場所の特徴をご紹介します。
それは…
「動かせないような大きな石(岩)の近くにある、ひっくり返すのが可能な石の裏」です。
(上の写真の矢印の先のような石)
加えて、そのひっくり返す石が大きければ大きいほど居ることが多かったですね。
この探し方、採り方はほんの一例だと思います。
きっと採り逃していたり、効率の悪いことをしているのかもしれません。
何せ、僕はこのウニ漁は、人生で2度目ですからね。
(去年2022年に1度だけしました。去年の模様はこちら)
とはいえ、素人な僕でもこのウニ採りに楽しさを感じています。
ウニが居そうな石をひっくり返しては移動。
より大きな石を探してはひっくり返して…と、実はかなりの重労働。
でも、この夢中になる感覚がとても心地いい。
マインドフルネスです。
そんな幸せな時を過ごすこと、約2時間…
20リットルのバケツがいっぱいになるくらい採れました。
ベテランな方からすれば、少ない量なのかもしれませんが、僕は満足です。
ウニ漁の実態、島民の採り方。
島民の方々はどんな採り方をしているのでしょうか?
お聞きした声をまとめてみます。
島民の採り方
・狭い範囲を細かくチェックする
・とにかく掘る
・大きい岩の近くに行く
・広範囲に大きい石を狙ってひっくり返す
僕としては、狭い範囲を細かく探すのは意外…
と思いましたが、漁場をよく見ると、一ヶ所に何人も居たりするところもありました。
ということは、必然的に狭い範囲を探ることになります。
そこで気付きましたが、そういった場所は、狭い範囲でもウニが採れる場所と言えます。
因みに僕は邪魔にならないようにと、なるべく周りに人が居ない場所に入りましたが、実のところ、僕が入った場所は狭い範囲にウニがたくさん居る印象はありませんでしたね。
やはり、ベテランな方は、ウニがたくさん居る場所を知っているんだなぁと思わされました。
宇久島のウニを体験する方法としての提案
宇久島のウニ漁は宇久島在住の方で、漁券を購入した方のみとなっています。
島外の方はウニ漁をすることが出来ません。
では、島外から観光とかに来られた方は全くウニを体験することは出来ないのか…
というと、そうではありません。
そこで、僕から2つの提案があります。
2つの提案
1.ウニ割り体験をする
宇久町観光協会ではウニ割り体験を受け付けています。
追加料金がかかりますが、ウニ丼にして食べることもできます。
※体験プログラムに関してはこちら
2.ウニの瓶詰めを買う
スーパーでウニの瓶詰めが販売されていたりします。
売り切れの時がありますので、見かけた時は是非ご購入を!
※宇久町観光協会では販売していません。
以上は磯開きの時期限定です。
気になられた方は是非チェックしてみてください。
本記事のまとめ
本記事では、ウニ漁の模様として、僕の場合では大きな石や岩の近くにある石をひっくり返して採る方法や、島民の方々の採り方などを紹介しました。
そして、島外の方がウニを体験する際の提案として、ウニ割り体験や販売情報を紹介させていただきました。
因みに、2023年のウニの中身の具合はどうだったのかと言いますと、上の写真の通りです。
バケツ1杯採ったウニで、ウニが満タンに入った瓶詰めを1本作る事が出来ました。
(作り方はこちら)
去年は同じバケツ1杯くらい採りましたが、瓶1本を満タンすることが出来なかったので、ものすごく嬉しいです。
今回、僕が漁をしたのは5月。
まだ磯開き(ウニ漁解禁)したばかりです。
また機会を作って出向きたいと思っています。
お読みいただきありがとうございます。
地域おこし協力隊の栗原でした。
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