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【離島の特産品開発の舞台裏】水産加工所「宇久島屋」に潜入してきました![協力隊レポ]

2024.02.15


「ちょっと手伝ってくれ!」

と、突如、観光協会会長より依頼がありました。
向かう先は水産加工所である「宇久島屋」。

これは特産品開発の舞台裏を知れる!と気持ちを高ぶらせながら向かいました。

その加工所の様子をレポートいたします。

※開発中のものもありますので、細かいところまでの写真掲載は控えさせて下さい。


向かった先は、加工所「宇久島屋」


加工所「宇久島屋」は、宇久町観光協会から歩いて行けるくらいの距離で、県道沿いにあります。

これまでにいくつもの加工品が作り出された場所です。

ここ数ヶ月の間でも、新たな加工品が作られていますね。
▼参考記事
【離島の海の幸】水産加工品の新作が続々追加中![宇久島協力隊レポ]

今後もドンドン作られていきますし、僕も関わらせていただく予定です。


加工所内では、試作品が作られていました。


加工所に入ってみると、会長が魚を炙っていました。
魚はおそらくシビ(マグロ)。何マグロかは分かりません。

因みにこれはまだ販売はしていない試作品。
味はもちろん、魚の入荷状況や作業工程などの時間的コストも含め、商品化に適しているかをチェックしていきます。

宇久島の魚介類の可能性が試されているわけですね!


お手伝いしたのは、試作品のカツの下準備。


今回僕は試作品の魚のカツの下準備のお手伝いをさせていただきました。
魚の切り身に塩を振って水を抜いて、小麦粉を付けて、卵を付けて、パン粉を付ける…

そして、それを真空機(上記写真)にかける…

と、ここで見た真空機が大きいこと!
こんなに大きな真空機は初めて見ましたね。

やはり、加工品に真空機は欠かせない機材であることを知りました。

思えば、現在販売している加工品は真空パックのものが多いです。
単純ではありますけど、「真空パック状態の商品が基本」という考えを持つと、商品開発のアイデア出しの的が絞れるかなぁと思いました。


加工所には、大がかりな機材がドン!


上記写真は、大人が余裕に4、5人は入れる冷凍庫です。

やはり加工品は冷凍が基本なんですね。
加工所には、これと同じような大きい冷蔵庫はないので、重要なのは冷凍庫の方と言えるでしょう。

そして、冷凍は冷凍でも、急速に冷やせるかも重要。
ということで、急速冷凍機もありました。


冷たい冷風を吹きかけて、食品を一気に冷やせるような仕組みになっています。

生の状態の食品を、冷凍するなら効果があるとされている急速冷凍。

宇久町観光協会で既に販売している「やいとガツオのたたき」でもこの急速冷凍処理がされています。


宇久島の水産加工品にとても可能性を感じました…

今回、加工所を訪れて、実際に加工品が作られていく様子を見て、宇久島の水産加工品にとても可能性を感じました。

加工して、長期保存できるようになれば、遠方にも届けやすく、お土産にもしやすくなります。

そして長期保存させるためだけではなく、独特な風味や味わいのものも作れたりします。
生の状態の魅力もありますが、加工品には加工品ならではの良さがありますね。

加えて、宇久島は魚が豊富。
時折、余るほどの時があり、近所の方からもらえることもあるほどです。(しかも高級魚が!)
▼参考記事
【離島生活あるある】魚はもらう文化がある。高級魚も珍しくない!

また、観光協会会長も含め、宇久島では魚や料理の知識を豊富に持たれている方も多い。
鬼に金棒状態ですね。


今後の新商品に期待しつつ、僕も関わらせていただく予定ですので、このブログを通してご報告出来たらなと思っています。

お読みいただきありがとうございます。
地域おこし協力隊の栗原でした。

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