簡単で美味しいかんころ餅の食べ方はどれ?「宇久島産かんころ餅(プレーン)」編。[協力隊レポ]
長崎は五島列島のソウルフード「かんころ餅」。
保存食だったとあるも、現在は特産品、立派なスイーツとなっています。
ただ、これってどう食べるのが良いのでしょう?
焼いて食べるのが良いという情報が多いですけど…
グリルで焼く?
それともフライパン?
油は使う?
炙るのは?
結局のところどれが正解なの!?
という疑問を持ったので、気になる食べ方、全部やってみる事にしました。
地域おこし協力隊の栗原よりレポートさせて頂きます。
※調理を失敗してお見苦しいところもございます。どうかご容赦ください。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」とは
今回のかんころ餅はこちら。
かんころ餅とは、さつまいもの切り干しを餅と混ぜ込んだもの。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」の原材料は「さつまいも」「もち米」「砂糖」の3種とシンプルですね。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」をそのまま食べてみる。
早速、ご試食。
焼いて食べるのが一般的なのを見かけますけど、素材の味を知りたい…ということでそのまま食べてみます。
これ、好きです!
芋の風味がまんま感じられて、そんなにボソボソしなく、食感も悪くないです。
ボソボソしないのは混ぜ込んであるもち米の割合が少ないからでしょうか。
切ってそのまま食べられる手軽さもいいですね!
※これはあくまで僕の好み(感想)です。
もち米の割合や気温等によって食感は変わってきますし、好みではない方もいらっしゃると思います。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」をグリルで焼く。
さて、定番と思われる食べ方、焼いてみましょう。
まずは切ってグリルで焼いてみます。
厚めに(1cm弱)切ったかんころ餅、まず片面を焼いてみます。
いい感じ!!!
とするも…
一部のかんころ餅はホイルに貼りついてしまいました。
予め、ホイルも含め、グリル内を熱くしたつもりではあったのですけどね…
でもどうにかひっくり返してみます。
燃焼続行…
下手な調理…
どうかご容赦ください。
1つは理想的に焼けました。
さてお味は…
う…
うまい!
そのまま食べた時より、芋の香りが増した感じです!
外はカリっと、中はもっちりと、食感も楽しい!
おこげの香りと風味もそれらに良くマッチしております!
これは何個も食べちゃう美味しさですね。
すごく薄く切って焼くのはどうか…
すごく薄く切って焼く。
これには「スナックのように出来ないか…」という思いがあります。
さて、どうでしょう…
※厚めに切って焼いた時のアルミホイルを続けて使っています。
嗚呼…
君は薄くても貼りついてしまうのか。
なかなか上手くはいかないものですね。
度重なる下手な調理、ご容赦下さい。
でも、くじけず続行します。
その結果…
アリです!!!
スナック…いや、その表現よりは「お菓子」な感じ。
こんなに芋の香りが強い乾燥系お菓子は初めて食べたかも。
やってみてよかったです。
けど、アルミホイルに貼りついてしまうのは改善しなきゃならないポイントですね。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」をフライパンで焼く。
お次、フライパン。
食材が貼りつきにくいコーティングされたものを使います。
そして、試す焼き方は2種類。
味や風味の違いを知りたいので「油を使わず焼く」と「油を使って焼く」の2種類試してみます。
油を使わずフライパンで焼いてみる
まずは1cmくらいの厚さで切ったもの。
グリルで焼いた時とは違い、貼りつきません。
さすがコーティングフライパン。
さぞかし、かんころ餅の調理に役立っている事でしょう。
何度か裏返して完成!
外側カリっと、中はもっちり…
見た目からでも分かりますね!
やはり定番の調理方法なのか…
うまいす!
言葉の表現が悪くなって申し訳ありませんが、表現が砕けてしまうくらい美味いのです。
かんころ餅は「フライパンで焼く」ということを何度も耳にするのもうなずけました。
因みに、すごく薄く切って焼くの、安心してください。
試してます!
安定のお味…
もっちり感は全くないので、かんころ餅の食べ方としてはどうかと思うところがあります。
けど、芋の香りを存分に味わえるお菓子としては、充分アリだと思いました。
油を使ってフライパンで焼いてみる
芋に餅。
ならば油との相性は良いはず…
その思いには応えてくれるでしょうか?
今度は厚め、薄めを2枚ずつ一気に焼いてみます。
良い感じですね~
因みに油を使わずに焼いた時より、熱の伝導率がいいのか、直ぐに焼ける感じ。
加えて、火力が強めでも焦げづらい感じです。
これは美味いですね。
はい。
美味い!
です。
でも、より若者?向きな感じ。
やはり、油を使ったせいか、芋の香りが薄くなり、フライドポテト感が増す様な…
そう感じるのも、油を使わずに食べた後だからだとは思いますけどね。
とはいえ、美味しいですよ。
さつま芋と餅、それらと油の相性は良いです。
ほか、途中にも言いましたが、油を使うと素早く焼ける上に焦げづらいところは利点に思いましたね。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」を炙る。
お次、炙っちゃいます。
厚め、薄め、一気に炙ってみます。
香ばしい…
さすが「芋」ですね。
ご試食。
意外です。
焼いた方がよかった…
と思ってしまいました。
僕の炙り方が悪かったのかもしれませんが、薄いものも含め、思いの外、パリっとしてくれませんでした。
それに、炙った時の焦げが、芋の風味を邪魔しちゃっているようにも感じました。
グリルやフライパンの焦げは良かったんですけど、この炙りでの焦げは僕にとっては好みではありませんでしたね。
炙る事で美味しく食べるのはなかなか難しいのでは?と思いました。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」をレンジで温めてみる。
お手軽さMAXの電子レンジ。
お皿にのせてレンジで20秒ほど温めてみます。
少し膨れ上がりました。
餅感がありますね。
さて、ご試食…
ん~
美味い!
けど…
お皿に貼りついてしまうところは無視できない…
味はとても良いんですけど、これは食べづらいですし、後でお皿を洗うのも大変です。
電子レンジで済めばお手軽だなぁと思ったんですけど、なかなか上手くは行きませんね。
※島民情報
きな粉をお皿に敷けば貼り付かないとお聞きしました。
なるほど!です。
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」の簡単で美味しい食べ方としてはどれが一番だった?
今回ご試食させて頂いたのは、プレーンの宇久島産かんころ餅。
簡単で美味しいなと思った食べ方は…
厚めに切って、油を使わずにフライパンで焼いたもの。
※コーティングフライパン使用
でした。
切ってフライパンで焼くだけという手軽さ。
外側はパリっと香ばしく、中はもっちり柔らかく、芋の香りも充分。
お手軽さ、味、総合的にこの食べ方が僕にとっては一番でした。
薄めに切って焼いたものも美味しいんですけど、せっかくかんころ餅、もっちり感は欲しいところなので、一番とはなりませんでした。
実のところ、味ならグリルで焼いたものかなと思うんですけど、ホイルに貼りついたりして面倒なところがある。
手軽さを重視するなら電子レンジですけど、香ばしさがない。
ということで、現時点(僕の調理技術)では、厚めに切って油を使わずにフライパンで焼くのが一番だなと思いました。
調理で味が変わるかんころ餅、楽しませて頂きました。
ありがとうございます!
ごちそうさまでした!
「宇久島産かんころ餅(プレーン)」はオンラインショップ「うくみや」でもご購入頂けます。
五島列島のお土産にいかが?
▼宇久島産かんころ餅(プレーン)は「うくみや」でもご購入頂けます。
観光協会案内所でも販売してますので、ご来島の際はお手に取ってみて下さい。
お読み頂きありがとうございます。
地域おこし協力隊、栗原でした。
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